スペシャル連載

はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの木村誠と申します。

「介護職の給与はサラリーマンの平均年収より100万円以上安い!」
「結婚したら子供もつくれないので転職した方がよい!」

みなさんも、こんな言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
これは僕が新卒で介護職一年目の時に、配属された老人ホームの先輩介護職の方から言われた言葉でもあります。
「まだ間に合うから他の仕事探した方がいいよ!」
と真剣に諭された記憶があります。ネットで調べてもこのよう話題は飛びかっており、介護職としてのキャリアアップは無理だ!と思う方も多いでしょう。
しかし、約10年ほど現場の介護職も老人ホームの施設長も経験する中で、介護業界を知れば知るほど、これらの発信には違和感が募っていきました。

「けっこう貰ってる人もいるぞ?」

という事実が身近な人達に割りと多くあったからです。
子供4人を育てている同期、年収がサラリーマンの平均を大きく上回っている先輩、介護職の経験を得てから他業種に転身したからこそ差別化を図れている後輩・・・などなど。 
ファイナンシャルプランナーとして介護職の相談に乗ることが増えてからは、尚更多くの良い実例に出会うようになりました。
何より僕自身、介護の仕事をしていたからこそ、得られた経験(死生感、マネジメント、コミュニケーション、問題解決等のスキル)がファイナンシャルプランナーとして差別化要因となり、お客様に支持して頂けていることを実感しています。 もちろん、地域や業態による差も少なくなく、全体的に見たら待遇改善が必要であり、国に対して訴えていくことは絶対的に必要だとも思います。
でも今まさに介護職の当事者として日々頑張っていく人にとって、誰かが何とかしてくれるのを待っているだけで、本当に大丈夫なのでしょうか?

そこで、「先輩介護職の給与明細」をコラムを通して公開することにしました。

「統計」や「平均」といった大きな視点だけではなく、
「給料が安い・・・」と嘆いていない人達が少なからずいる事実にピンポイントで焦点を当てていくことで、
「頑張っている介護職」のキャリアアップのヒントになるのでは?と思ったからです。

あくまで事実だけをお伝えしていきますので、多くの情報の一つにして頂けましたら幸いに思います。
どうぞよろしくお願い致します。

木村 誠(きむらまこと)

介護福祉士と老人ホーム施設長の実務経験を持つファイナンシャルプランナー。

介護専門性と金融知識を元に個人のライフプランの相談に乗る傍ら、「認知症サポーター養成講座」や「注文を間違える料理店」等の啓発活動に従事する。
学生や金融機関に向けた研修講師や雑誌の連載等も行っている。

KAIGO LAB SCHOOL(第1期)にて経営学を学び、卒業論文発表では「くさか里樹賞」を受賞。